自分の身は自分で守る

本日は吹奏楽・合唱部の賞状伝達(合唱コン銀賞)、始業集会の後、市川南消防署3名の方をお呼びして避難訓練を実施しました。
今回は初めて地震による津波を想定した避難訓練を行いました。

通常の訓練は地震〜火災の発生を想定して校庭に避難〜集合〜点呼するのですが、今回は体育館(4階)への避難〜集合〜点呼を行いました。

生徒はみな緊張した面持ちで、真面目に取り組んでいたように思います。

集合まで2分50秒。かなり早く迅速な避難行動であったと思います。

消防署の方のお話の要点はタイトルに掲げたとおりです。

このような訓練は、学校という場で先生の指示に従って行動するので、自分が何をすべきか・次にどのような行動をとらなければならないかは、要所要所で指示してくれる。
しかし、学校以外の場で大きな地震にあった場合指示してくれる人はいない。周囲の状況をよく見て危険を回避する判断力や行動力が必要となる。
人任せにせずに、自分の身は自分で守ることが絶対に必要である。

次に大久保教頭先生のお話。

地震が起こる時間帯というのは統計的には午後が多い。しかし、それはあくまでも統計上のことである。いつ起こるか分からない。たとえ学校にいるときに起こっても、いつも学活や授業中ばかりではない。休み時間かもしれない。昼休みに校庭で遊んでいる時かもしれない。あるいはトイレにいる時かもしれない。その時はすぐに先生の指示があるわけではない。その時どういう行動をとれるか。
また、3月11日の時もそうだったが、家庭との連絡が途絶する可能性が高い。家族が離れ離れの時、どうするか。もちろん学校としても考えているが1人ひとりがよく考えてほしい。

本日は3・11以降初めての「防災の日」ということもあり、各地各所で防災訓練・避難訓練が実施されています。

日本列島付近の地震活動は静穏期を終え、活動期に入ったとみなす研究者もいます。

東京湾北部地震(首都圏直下型地震)や東海・東南海・南海地震が発生する蓋然性は相当高いと思われます。

ご家庭でも、その日のために家族1人ひとりがどう行動するか等ぜひお話していただきたいと思います。